色を混ぜて色をつくる


好きな色で好きな絵を描いてたら、いつのまにかたくさん色を使っていて。
レトロ印刷しようと思ったらめっちゃ色数増えるやん~~~!
多色になるとズレや汚れ、コスト面とかリスクが増えるし、
でも色数減らすと自分のタッチとちょっと違うし。

そんな時は少ない色数で、色を混ぜて色をつくっちゃえばいいんです。

「でも混色の版分けって難しくない?」
はい、難しいです!

だから私はいつもCMYKを基準に考えて版分け・インクを選択してます。

とりあえずフルカラーで作るんです。
そこから、C版、M版、Y版という風に色を分けていって。
例えば緑色ならC75%Y100%という数値がありますよね。
これをそのまま分版にしてしまえばいいのです。
シアン(C)に近い色味の「水色」の75%、イエロー(Y)に近い色味の「黄色」100%を混色すれば
大体ほしい色に近い緑色が出来ます。

ただし、インクの重ね順や色ムラによって発色は変わるので
必ず、というわけではありませんし、近い色味のインクというだけですので
再現性は低めですよ。

混色に悩んだときは、初めはCMYKで考えてみてはいかがでしょうか?

水・蛍光ピンク・黄で混色したら6色くらいに!
個人的に好きな3色が、水・ピンク・黄の混色です。
これでなんとなくの色は作れると思っています。

 個性豊かな色の服を着た人たち。これも3色刷りです!


それ以外の色の混色、気になりますよね。
全部の組み合わせの混色は大変だったので
適当にチョイスしたインクを5色ずつ重ねてみました!
全て100%濃度です。

赤・もも・青・黄・若葉

パステル5色

蛍光5色

100%濃度同士で混ぜると、インクの水分で色ムラが激しく出ます。
混色部分は100%×100%は避けて、濃度を少し落とした方が良いですね。

※上記混色見本は、刷り順によっても色味がかわるので
 参考程度にご覧くださいね。


なんとなく、混色の楽しみ方はわかりましたでしょうか?
最初は難しいと思うので、試し刷りで濃度の調整をしてみてくださいね!