追加断裁で本をつくろう














最近は家庭用プリンターも性能が良くなって、
ご自宅で製本される方も増えてきましたね。
数ページなら自分で折って製本しちゃう!という方には、JAMのペラ紙印刷で
追加断裁を使うとお得に印刷ができちゃいます!

A3を半分に切る

フチありA3サイズの紙に、上下で2種のページを印刷します。














これを真ん中で断裁すると、フチありA4が2種できることになるので、
一気に8ページ印刷できることに!
フチありA4サイズで注文すると、最小ロットが100枚からになってしまいますが、
A3なら50枚から注文できるので、そんなにたくさんいらないという方にもピッタリ。
同じ紙・同じインクでページを印刷する場合にはとっても便利です。

同様に、A3にフチありA5を4つつけて、四等分に断裁すれば、
一気に16ページが出来上がり!



















注意点は、断裁位置も微妙にズレが生じるので、
余白を多めにとっておくこと。
5mmもあれば安心ですね。














ここでは16P分のページをA3に配置していますが、
これを間違うと思っていたのと違うページ順になってしまいます。
そういうときは、メモ用紙にページを書いて・・・















これを元に「設計図」を作ると失敗しませんよ!
これは製本のデータを作るときも応用できるのでおすすめ!












折ったりホッチしたりがちょっと大変だけど、こういう作業がまた楽しかったり・・・
工夫しだいでいろんな使い方ができますね!


※※ご注意!※※
レトロ印刷は紙の変形や断裁ズレで、すべての紙がきっちり同じ規格サイズにはなりません。
ページを重ねて製本するとき、若干の大きさの差や、
角がきれいにそろわないこともあります。
手作りの味と思っていただければ嬉しいです(^^;
































出来た本は10部限定でJAM置きしておりますので、
よろしかったら手に取ってみてくださいね


過去の投稿
【追加断裁は等分サイズのみ!】
【紙もの作家になってみたい】
【小さい本を作ってみよう】


レトロ印刷スタッフのあそびかた



こんにちは、お久しぶりのタネです~。
2か月近く更新が滞っておりました…ゴメンナサイ!

年末年始はやはり年賀状・寒中見舞いのご注文をたくさんいただきました!
みなさまの多彩な「鳥」のアウトプットを目にして
スタッフは毎日感嘆のため息を漏らしておりました…。

スタッフもレトロ印刷やシルクスクリーンで年賀状を作り、お互いに送りあうのですが
みんな凝った仕様ばかりで、お正月にポストを覗くのが楽しみで仕方ないんです!

そんなレトロ印刷スタッフの、印刷の遊び方を年賀状でご紹介します!



クーヘン×蛍光ピンク・蛍光オレンジツヤ・黄緑ツヤ
背景にツヤプリ2色が散布されていて、さらに白抜きでフラミンゴの柄になっています!
 スプレーみたいな点々のツヤプリは手触りが面白くてずっと触っていたくなります〇



しろ×紺・もも・ミント・シトロン
淡い色味のインクでふんわりまとめた可愛い年賀状です。
手描きのイラストの雰囲気とめっちゃ合ってていい感じ!



クーヘン×黒・青・赤・黄
これは疑似フルカラーの4色で印刷をしています。
綺麗すぎず、粗めの印刷になるのが最高ですね。
手描きの筆文字とマッチしています~
んん~版ズレがたまらん!



クーヘン×蛍光イエロー・赤・白ツヤ・黒ツヤ
鶏の白ツヤプリがカッコイイ、シンプルな年賀状!
白い紙に白インクは見えづらいのですが、ツヤプリすれば存在感を放つようになります!
ツヤ―!!



バウム×灰ツヤ・ミント・コーラル・白
この年賀状の一番好きなポイントが、白インク!
パッと見ではあまりわからないのですが、白鳥の塗り部分に白インクが使われているんです。
バウムは明るい色味の紙のため、白インクは目立ちにくいのですが、よーく見るとわかります。
そこに、作成したスタッフの細かなこだわりを感じます。



しろ×黒・黄・朱
かわいいおうちの形の年賀状!
カッティングプロッターの切り抜き加工を使っておうちの形と窓を切り抜いています〇


二つ折りのカードになっていて、開くとおうちの中を覗くことができます◎
中にメッセージを書き込める仕様で、アイディアがとっても素敵!



クーヘン×黒・青・朱・黄・コーラル
カメラが大好きなスタッフの年賀状。
毎年干支の被り物をした写真を疑似フルカラーで印刷しているんです。
彼女の写真のこだわりはすごいので、単純に4色分解するだけではなく
インクの色味に合わせ、色調を細かく調整して混色具合を操作しているんですよ。
さすが!の一言に尽きます。




クーヘン×灰・蛍光イエロー・朱・黒ツヤ
正方形の年賀状は、年賀状の束の中で異彩を放っておりました…!
不定形になってしましますが、これはインパクト大!ですね!
ワンポイントの朱色がいいアクセントになっています◎




富士わら紙×紺・朱
 これもらった時、「えっ?バカじゃないの!?」と叫びました。笑
これ、製本になっているんです。

中には鳥情報が満載!(英語ワカラン!)
ペラで刷って、おうちで洋裁ミシンで縫ったそうです。
年賀状とは、いったい何なんでしょうか。
こういうスタッフのよくわからない本気、大好きです。




シルクスクリーン3色刷り


 こちらはシルクスクリーンですべて手刷りのものです。
サイズが小っちゃくてかわいらしい!
(郵送で送れないサイズらしく、封筒に入って届きました。)
イラストはロール紙が高く積みあがっている様子、らしいです。
印刷屋ならではの萌えポイント◎




シルクスクリーン・グラデーション
 これはシルクスクリーンで、2版で刷られたものですね。
でも見た目にはとてもカラフル!すごくキレイ!!

 カラフルな鳥の羽は、1版に何色もの色のインクを重ねて置いて、
グラデーションにして刷っています!
刷るうちにインクが混ざり合って、1枚として同じものはできません。
サイコウですね!!




シルクスクリーン・ツヤプリパウダー
こちらは最近発売開始したツヤプリパウダー
シルクスクリーン をツヤプリしたものです。

 レトロ印刷では使えない、分厚い紙にツヤプリができちゃいますよ~




シルクスクリーン・金箔・ツヤプリパウダー
 こちらもシルクスクリーンとツヤプリの合わせ技です!
灰色の部分は普通のシルク、金の部分は箔がのせてあって
さらにドーム状に透明インクを載せてツヤプリパウダーでカバーしています◎
 パールを入れたツヤプリパウダーのようで、光の加減でキラキラと
幻想的な年賀状になっています。





シルクスクリーン・フロックシート
 こちらはシルクスクリーンのフロックシートを使い、
印刷部分がもけもけになっています!
あたたかな手触りで、冬のご挨拶にぴったりですね。
もけもけ 



シルクスクリーン・4色刷り
 こちらはシルクで手刷りの4色刷り!!!
手刷りの位置合わせって本当に難しくて、ズレが目立ちやすいのですが
このスタッフは完璧…!本当にスゴイなあ…!

JAMLABのブログで多色刷りのコツや、
シルクスクリーンのあれこれをまとめてくれているので
こちらもチェックしてみてね!


これからもスタッフが率先して印刷で遊んでいくので
みなさんも気になったら、一緒に印刷と遊びましょう!




余談ですが、次回から印刷のタネを書くスタッフをバトンタッチします!
毎回、気持ちを込めすぎで読みづらい文章だったのではないかと思いますが
たのしく書かせて頂いておりました。今までありがとうございました!

次からは、また違う目線からの「印刷のタネ」が更新されることと思いますので
みなさま、お楽しみに~~◎



年賀状、準備しとる?


最近、寒いさむいと思っていたら、もう12月なんですね。

みなさん、年賀状の準備はいかがですか?

最近ではコミュニケーションをとる上でSNSが主流になっており
手紙はもちろん、メールでやりとりする人さえも減ってきたように感じます。

それでも、一年に一度の大切な挨拶くらいは
やっぱりで伝えたいですね!!

年賀状印刷は、ご家庭のプリンタでサクっと済ませちゃう方が多いとは思いますが
レトロ印刷の最小ロットは50枚から!
家族みんなで50人以上に送る予定があるなら、
いつもとヒトアジ違う年賀状をレトロ印刷に注文してみませんか?

今回はレトロ印刷でできる年賀状をご紹介します!
主にJAM置きからみつけた、今年の年賀状たちです◎


1.多色刷りが楽しい!
レトロ印刷には32色のインクがあります。
そのインクを、絵の具を使うように、自由に使ってみましょう。
いつもは色数を少なめで抑えるけれど、
年賀状は張り切って、贅沢に3色・4色・5色と使ってみませんか?
混色も使いこなせば、どんな色でも作れちゃうかも!?
しろ×黒・ミント・コーラル・シトロン
エースボール×朱・若葉・青
でもでも、2色刷りだってかっこいいんです。
少ない色数で出る特別感だってあるんです。
バウム×朱・ミント
ひゃ~カッコイイ~~!
なんだか気合を入れ過ぎて、どの色、どの紙を使うか悩みますね。



じゃあ、使いたいインクを先に決めちゃってから、デザインを考えるのはどうですか?



2.白インクが楽しい!
レトロ印刷には白インクがあります。
これは家庭用のプリンタでは「白=紙の色」という事になるので
インクとしては馴染のない色ですね。
濃い地の紙に白インク、絶対使いたい…!
 
エースボール×茶・白・赤
モダンクラフト×黒・白
ただし、レトロ印刷のインクは「半水性」のため、
白インクは淡くふんわりとした発色になるのでご注意!
少し紙の色が透けたようになるので、小さな文字などは読みづらくなりますよ~~



3.金インク・ツヤプリが楽しい!
さらにさらに!もっと特別感を出したいあなたには!
 金インクで印刷ツヤプリで印刷がオススメ!

ちょっぴり価格は上がりますが、
金インクを使えば年賀状がキラッキラになって
新年のめでたさを演出してくれます◎
しろ×金・赤・シトロン
クーヘン×ツヤプリラベンダー・ツヤプリ蛍光イエロー


ツヤプリは、印刷を樹脂でコーティングして
ぷっくりツヤツヤに盛り上げる印刷です◎
表面がプクプクするので、手触りが とっても面白いんです~!



4.不定形サイズが楽しい
 他の人の年賀状と差をつけたいアナタには、不定形サイズが絶対オススメ!
年賀状は定型のポストカードサイズ(100×148mm) 、レトロ印刷ではレトポと呼んでいるものが一般的ですが、
せっかくオリジナルで作るなら、好きなサイズで作っちゃいましょう!
ポストに届いた時、サイズが違うと本当に目立ちますよ^^

しろ×黒・朱・黄
年賀状の束からも飛び出しそうな、横長な年賀状。
年始から印象に残ること間違いナシです!
不定形は「レトポプラス」という規格になり、
120×190mmまでであれば好きなサイズで仕上げることが出来るんですよ^^

しかし不定形ハガキの場合は、52円切手じゃ送れません
切手不足で元旦に返送されてくる…なんて悲しいトラブルを防ぐ為に
予め郵便局でいくらになるか確認しておきましょうね…。
(わたしも経験アリ××)


5.オプション加工が楽しい!

 印刷して、普通のハガキの形で終わりでもモチロンいいんですが、、
もう一工夫したい場合は オプション加工をしてみませんか??
バウム×黒・赤/角丸加工
厚・富士わら紙×朱・黄土・灰/角丸加工
角丸加工で4ツ角をまるーくするだけで、柔らかなイメージに。
角丸の大きさはR4・R7・R10から選べますよ。

ミシン目加工
さっきの不定形の年賀状、実は右に1本ミシン目が入っていて千切れるようになっているんです。
新年の挨拶だけじゃなくて、次に会うためのチケットに◎
年賀状でどれだけ遊べるか、楽しくなっちゃいますね^^

切り抜き加工
 こちらはレトロ印刷の実験室「JAMLABO」で行っている切り抜き加工。
型抜きではなく、カッティングプロッターという機械で一枚一枚切り抜きをしているんですよ 。
好きな形の年賀状を作って送れば、目立つこと間違いナシ!ですね。
ただしこちらの加工、 かなり時間がかかるのと、料金が変則的になっているので
まずはよくご相談の上試し刷り・切り抜き時間測定→料金見積もり・納期決定→本注文、となります。
納品まで2週間以上かかる事もあるので、
やってみたいという方は時間と予算に余裕を持って、一度お問い合わせください◎


 6.マジカルが楽しい!
 と、突然なんやねん、マジカルって!!

マジカルは、今年11月から始まったレトロ印刷のARサービス のことです。


印刷物に、好きな動画や画像、WEBへのリンク等をのせて
 スマホやタブレットで専用のアプリで読取・再生することが出来るんです!

自分たちの近況がわかる動画を年賀状に登録しておけば、
しばらく会えていない友人や、遠くに住む家族や親戚にも元気な姿を見せることが出来ますね◎

今年中はモニターキャンペーンとして、通常より安い価格でご利用いただけるみたいです!
年賀状で使わない手は無いぞ~~!
詳しくはマジカルのページを読んでくださいね。



さてさて、これでもか!というくらいにレトロ印刷での年賀状の楽しみ方を
ご紹介しましたが、いかがでしょうか~◎わくわくしませんか^^?

まだあとでいいや、と思っていたら、
1ヶ月なんて本当にスグですからね!
元旦に届けるためには25日までに郵便局。
宛名とメッセージで大体3日はかかるでしょ、
印刷注文するなら納期は…入稿締切は…

逆算していくと、もうそんなに時間がないかも!
さあ、そろそろ年賀状、つくりませんか?

なんでやねん“レトロ”印刷 -なんでズレんねん-



なんでやねーん。自分で自分にツッコミをいれているようで少し恥ずかしいのですが、
「なんでレトロな印刷になるの?」って、気になる方は多いのではないでしょうか。

レトロ印刷、名前だけ聞くと、おじいちゃんの職人さんが少し薄暗い部屋で
年季の入った古い機械で、手の感覚だけを頼りに~~~っていうのを思い浮かべます。

実際のところは、最新のデジタルな機械で、
そこそこ若いスタッフが毎日元気に印刷しています。(がっかりしないでください)


さて、レトロ印刷のレトロたる特徴として
「ズレる」「かすれる」「にじむ」「色ムラがでる」「インクが落ちる」
ということが挙げられます。

じゃあ、なぜそんなことが起きるのか?
それを少しずつ、印刷のタネという場を借りてご説明しようと思います。

まず今回は「なんでズレんねん!」をお話しします。



レトロ印刷で使っているデジタル孔版印刷機「リソグラフ」。
版に小さな孔(あな)をあけ、そこからインクを出し、
紙に転写し印刷をするという仕組みになっています。


このが、ズレの一番大きな原因になっています。

これがすごく薄いペラペラの紙のようなフィルムなんです。

ぺらぺら!
インクをだしたいところに孔をあけるので、ベタだとかなりの面積に孔があきます。
こんなペラペラのフィルムに たくさん孔をあけるとどうなるでしょう。


孔がたくさんあいていると、版が伸びやすくなるのです。
逆に孔が少ししかあいていないと、版は伸びにくいです。

それぞれ伸び方の違う2色の版を重ねて印刷すると、
どうしてもズレが出てしまいますね。

しかもこの版、インクの粘度だけでドラム(インクの出る筒)に巻きついているので
若干傾いたり、途中でしわがよったりするんです。

これがレトロ印刷のレトロな「ズレ」の原因です。


しかし、原因はこれだけではありません。



レトロ印刷のインクは半水性のエマルジョンインクというものを使用しております。
そのインクを吸い込みやすいように、扱っている紙も
クラフト系のザラザラした紙が多いのです。

その紙に印刷をすると、インクの水分を吸い紙が変形します。


表面がぽこぽこしている…!
印刷面積や濃度によって変形の程度は違います。
また、100枚印刷をしたとして、100枚全てが同じ変形の仕方をするわけでもありません。

この変形した紙の上から、ちょっと頼りない薄い版でさらに印刷を重ねると…

そらズレますわ~!
※わざとらしくズラしました。スタッフがこのままならない印刷を
 全力で見当合わせしているので 実際は1~2mm程度のズレになります。

このズレた仕上りの印刷物が、昔の、版ズレをおこした粗い印刷の風合いを
表現することができるんです。


 
多色の混色印刷はズレも魅力のひとつに!

写真の版ズレがレトロ感を醸してます!

抜きあわせ部分はズレが目立ってかっこいい!

版ズレはランダムに起こるので、仕上がるまではどうなるか誰にも想像がつきません。
それがまた愛おしくて、レトロ印刷の魅力になっているのではないでしょうか。

また、あまりズラしたくない!というときは
出来る限り、濃度の高いベタを避けると、ズレが少なくて済むかもしれません。
また、ズレが目立ちやすいデザイン(細かい抜き合わせなど)はやめる、などなど…。

ズレをリスクととるか、味ととらえるかは
人によって、また印刷物の使われ方によってもかわりますね。
どうレトロ印刷と付き合うか、いろいろ考えてみると楽しいかもしれません!